宇治拾遺物語 現代語訳ブログ
中世日本の説話物語集「宇治拾遺物語」を現代語にして行く適当な個人ブログです。 順番に宇治拾遺物語の現代語訳・口語訳を載せて行って、、、完結しました!【→詳細な目次ページ 】
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この巻は、「一続きの説話の織物」かはともかく、 確かに、同じ系統の話が並んでるなあと思いました。 とはいえ後半は、坊さんの話ばかりですので、 若干へきえきしてましたが、 私の好きな「神州纐纈城」の元ネタ、 (170) 慈覚大師纐纈城に入り給ふ事 などは、幻想・伝奇小説としても一流だと思われます。 妹萌えの元祖と呼びたくなる (166) 大井光遠の妹強力の事 とかも、印象的でした。 あと、食器が飛び交う、 (172) 寂昭上人鉢をとばす事 とか、昔の坊さんのすごさが、 よく分からなくて好きでした。 (174) 優婆崛多弟子の事 の、まことに不愉快な師匠の教えとか。 そんなこんなで
あと2巻です。 先ほどの、「解説」に出てきたような、 ひとつづきの物語として読むもよし、 適当に抜き出して、昔の人の醜態を読むもよし、 まー、気楽に、あたくし自身は勉強しながら、 適当訳におつきあいいただければ幸いですー。 宇治拾遺物語 第十三巻 (161) 上緒の主金を得る事 (162) 元輔落馬の事 (163) 俊宣迷神にあふ事 (164) 亀を買ひてはなす事 (165) 夢買ふ人の事 (166) 大井光遠の妹強力の事 (167) 或唐人、女のひつじに生れたる知らずして殺す事 (168) 出雲寺別当の鯰になりたるを知りながら殺して食ふ事 (169) 念仏の僧魔往生の事 (170) 慈覚大師纐纈城に入り給ふ事 (171) 渡天の僧穴に入る事 (172) 寂昭上人鉢をとばす事 (173) 清滝川聖の事 (174) 優婆崛多弟子の事
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