あー、先が長い。。。
「読んだことがないから、読んでみようー」
という気楽な考えで始めた、「宇治拾遺物語」の適当訳。
ちょっと前に、「方丈記」の適当訳を行って、
人からもぼちぼち好評でしたし、自分でもあれこれ勉強になったので、
「よし、今度は、何か物語を訳して行ってみようー」
と、別に大して意気込みもせず、始めたのですが、
いやはや、多すぎました。
全部で197話もあります。
というわけで、さすがに途中で息抜きをしないと倒れてしまうので、
むだばなしを挟んでみたいと思います。
1巻の訳後感想文。
まず、「宇治拾遺って何じゃ?」
という疑問があったのですが、あっさりと、第一巻の冒頭で解決しました。
(まー、「正確な名前の由来は、よく分らない」と書いてあるのですけど)
そして、第3話で早くも「こぶとりじいさん」が出てくるし、
第5話、6話の下ネタがたいへんおもしろく、
「おお、宇治拾遺物語の現代語訳、楽しいぞ!」
と思ったのですが、やはり量が多く、
「うむ、これは……」
と、へこたれそうになるところで、長編「芋粥」で完全に打ちひしがれるのでした。
「宇治拾遺物語」を順番に、現代語に訳して行こうとした時、
頑張って頑張って、そして1巻の最後、
長々とした「芋粥」であきらめることになる人が多いに違いないと思いました。
(訳そうとする人なんて、そんなにいないと思いますが)
印象的な話
適当訳者あやまり堂としては、
(5)額にお経を埋め込んだ法師
(6)玉茎検知のこと
(10)秦兼久、通俊卿に悪口を言う
(16)尼さん、地蔵菩薩を見る
この辺が、おもしろかったです。
特に、「玉茎検知」は、タイトルといい、展開といい、
時代風景の描写といい、抜群だと感じてました。
というわけで
2巻以降も、ぼちぼちと続けて参りますので、気が向いた時に、覗いてみてくださいませ。
適当訳なので、誤訳御免でお願いしますが、
「おいそこ違うぞ。おかしいぞ」
と、ご指摘いただいたらありがたいですー。
[13回]
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