ようやく第二巻終了。。。
全15巻のうちの、2巻。
まだこれしか掲載できていないわけですが、
それでも毎日、たくさんの方がお越しになってまして、
ありがたいやら、申し訳ないやら、恥ずかしいやら、妙な気持です。
ネット上に、宇治拾遺物語の全訳を置いているところは無いので、
需要があるのだなーと思いつつ、
まだこれしか載せてないのに。。。と、申し訳なく、
早く全訳を終えたいなあと、ぼんやりしております。
(まー、あと1年半くらいはかかるでしょうけど!)
第2巻の適当訳感想文
だいぶ慣れて参りまして、といっても古典読解の知識が増えたわけではなく、
単に、ごまかし方を学んだようなものですが、
それでも、宇治拾遺物語の描く時代背景、文体が、
次第に好ましくなってきました。
当らない小説を書いている身なので、
いつか平安末を書いてみたいなーと、思わせます。
印象的な話
何といっても、
(24) 厚行、死人を家より出すこと
です。
方違えや物忌みなど、平安貴族の文化というか、習俗が、
この人の時代に、ぼちぼちと薄れたのだなと推測できて、
まことに興味深かったです。
→すみません、嘘でした。
彼の時代ごろから摂関政治が始まり、貴族の間で物忌み風習も絶好調になります。
でも、宇治拾遺物語を集めた時代に物忌み風習が弱まりつつあったからこそ、
この話が美談めいて載っている、と負け惜しみが言えるかもしれません。
(2011.06.02追記)
前に、方丈記を訳した時、
「この頃に牛車がすたれた」と出てきて喜んだこともありまして、
適当訳者的には、そういう、時代の移り変りの記述――が、けっこう好きみたいです。
(方丈記現代語訳:
該当箇所)
あとは、芥川龍之介「鼻」の元ネタ、
芥川の小説は、確か、教科書で読んでいたのですけど、
元ネタがこんなにくだらないとは思いませんでした。
というわけで
相も変らず、ぼちぼちと順番に訳して参りますので、
気が向きました時に、適当に、ご覧くださいませ。
授業勉強や、宿題解決のためお越しになった皆様、
あまり当てにはならない訳で申し訳ありませんが、とりあえず、勉強がんばってくだされ。
[7回]
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